2010年1月4日月曜日

かわいそうなBaidu Type

Google日本語入力が発表されてから2週間ほどでバイドゥから無料の日本語IME、Baidu Typeが発表された。後1ヶ月早ければ、もうちょっと注目も浴びたかもしれないが、Googleの発表後ではもはや後追いとしか映らない。もちろんたまたま同じ時期に開発していたわけだが。

そんなBaidu Typeについての記事、「日本語を楽しく」 27歳ケータイ女子が企画したIME「Baidu Type」に企画したバイドゥの社員のインタビューがあった。

検索事業者が提供する無料のIMEは前代未聞で、「ブルーオーシャン(未開拓の市場)なんじゃないかと盛り上がっていた」。

うん、間違ってない・・・間違ってないよ、このときは。

リリース直前の12月3日、GoogleがIME「Google日本語入力」を公開した。「まさに黒船。ブルーオーシャンが急にレッド(競争の激しい市場)になっちゃった、みたいな(笑)。でもヘコんではいなくて、『おっしゃ、キター! 盛り上がってきたぞ』と」

リリース直前じゃもうなんともしようがないですね。そして相手は日本法人ではあるけれども、IT会の巨人Google。しかもそのできがまた素晴らしい。対してBaidu Typeは後発ながらインライン入力に非対応、キーカスタマイズも不可ということで、勝てる気がしません。

バイドゥなんて中国の検索サイトには全く期待していなかったので、Baidu Typeリリースのニュース聞いてもなんとも思わなかったんですが、なんだかかわいそうになってきました。