2013年7月3日水曜日

修羅場の意味は?

修羅場の意味は?
  1. 血みどろの激しい戦いや争いの行われる場所。しゅらじょう。「―をくぐりぬける」
  2. 人形浄瑠璃・歌舞伎・講談などで、激しい戦いや争いの演じられる場面。
そうだよね。基本的に争い事が起きてる場所を指してるものだと思ってたけど、どうやら意味が広がっているようだ。
十年間娘と思って愛し育ててきた義娘を、たった一回の幼い失言でここまでどうでもよく思える自分の本性を知って修羅場中。
文脈からすると「落ち込んでる」という意味で使ってるようだ。本来の意味とはだいぶ違っているようだが……。
Wikipediaの修羅場を見ると
日本においては、とくに争いの原因が痴情のもつれである場合を指して用いられることが多い。また、漫画家や同人作家の締め切り直前の忙しい状態のこと指す場合も一般的である。事件・事故などによってパニック状態になっていることを指す場合もある。
なるほど。痴情のもつれによる争いの状態 → 締め切り直前 → パニック状態 という意味の変遷が読み取れる。でも、個人的には飛躍しすぎてるなと感じる。修羅場というのは争いの場であり、激しく物が散乱してる状態が思い描かれるから、夫婦げんかの場面から締め切り直前の仕事場の荒れた様子に結びついているのは理解できる。
しかし、上記の用法だと一人で静かに落ち込んでる様子しか思い浮かばないので、どうも「修羅場」という言葉とは結びつかない。

それにしてもこの項目、こんな俗表現が詳しく載ってるとかWikipediaとは思えない不十分な記述だな。