2015年7月18日土曜日

姦淫聖書

タイポ」の語源を調べようと思って英語版ウィキペディア見たらタイポの例として"Wicked Bible"がリンクされてた。「姦淫聖書」と言われてるらしい。


モーセの十戒の「汝、姦淫するなかれ」(”Thou shalt not commit adultery”)という節のnotが抜け、「汝、姦淫すべし」(”Thou shalt commit adultery”)と誤植してしまったことに由来する。
 あー、これはかなりやっちまった感があるな。
この版の聖書がこのような言語道断の間違いを含んでいることを知ったチャールズ1世カンタベリー大主教ジョージ・アボットは激怒した。
そりゃそうだろうな。 なんかもう当時の酒場でおっさんが酔っ払って「だってほらよ~、聖書にも書いてあるじゃねーか、汝、姦淫すべしってな。がっはっは~!」とか言ってる姿が想像つくわ。

2015年6月29日月曜日

「テンパる」の意味がわからない

どうも「テンパる」の意味がよくわからない。

辞書的な意味は調べればわかるんだけどなんか違う。
もとは「テンパイしている」の意味だ。そこから派生して「緊張している」というような意味になっている。
しかし、使う人によって大分ニュアンスが異なる。「緊張している」から「焦っている」、「忙しい」くらいまで幅広い解釈が可能なので「テンパる」の意味ではなく前後の文脈でなんとなく意味を判断しないといけない。俗語というのはそんなもんで「やばい」とかも同じくそれだけ抜き出しても意味はなくて文脈で判断せざるを得ない、というかそれならその単語なくてもいいんじゃーの?っていうのが僕がイラっとする要因だったりする。

閑話休題。
テンパイというのはリーチと同じで後1牌であがれるって状態なんだから極めて有利だ。むしろそれ目指すゲームなんだし。それがなんでネガティブな使われ方になってんだろう?普通に考えてちょっとおかしいと思う。なぜ「テンパる」と「リーチ」でこんなに差がついたのか?!

考えてみたんだけど、これは「テンパる」が使われる状況によるものではないだろうか?リーチは自ら宣言するのでテンパってることは明白であり、そこではテンパってるという表現は使わず、リーチがかかっているという。

では「テンパってる」とはどういうときに使われるのか?
それはリーチを掛けずにテンパイしている(と思われている)時だ。本人が「テンパってます」というわけはないので、周りが「あれ?こいつテンパッてんじゃねーの?」と使われるのが普通だ。

ではどういうときにテンパってると思われるのか?
僕はあまり麻雀に詳しくないし、いろいろな状況があるんだろうけど、一番多いのは危険牌を捨てた時じゃないかな?普通は捨てないような牌を捨てるとき、それはきっとそうせざるを得ない状況に追い込まれているのだろう。だから「テンパってんじゃねーの?」と言われるわけだ。

それに対して当人は「いや、テンパってねーよ」と返すのが常だ。テンパってることを知られるのはそれだけで不利だからテンパっていようがいまいが必ず隠す。

 「テンパってんじゃねーの?」
 「テンパってねーよ」

おや?このやりとりは派生した意味の感じがする。

 「お前、焦ってんの?」
 「焦ってねーよ」

 「お前、緊張してんの?」
 「緊張してねーよ」

「テンパってる」ってこういう感じで使われてる気がする。
もしかして「テンパる」の意味がわからず、この状況だけでなんとなく意味を推測して使われた結果が今の状況なんじゃないだろうか?麻雀知らない人が傍目で見てて「テンパってる?」「テンパってない」のやりとりを聞き、状況から意味を判断して適当に使われた結果、「緊張してる」「焦っている」「忙しい」「動揺している」まで様々な意味に使われることになったんじゃないだろうか?

そうなると今の「テンパる」の使い方がなんだかぼんやりとして意味が取りづらいのも納得がいく。そもそも意味がよくわからずなんとなく意味を推測しつつ使ってたんならそりゃそうなるわな。


2015年6月21日日曜日

幣社

「弊社」に似た表現で「弊行」とか「弊誌」とか自分の組織のへりくだりの表現はいろいろある。
そんな中で具体的には忘れてしまったが「弊〇〇」で見たこと無い表現を見つけたので、そんなのあったかな?と思って検索してみたら、見つからない。

なんかおかしいな?と思ってよく見てみると、元の文をコピペして検索してたんだけど、「弊」じゃなくて「幣」を使ってた。

というわけで見つけたのが 【幣社】(似字科) というページ。この間違いはやりそう!「弊社」くらいなら変換して間違うことはないけど、ちょっと変わった表現になると一旦「弊」を変換してから次の言葉を変換するので間違えることはありそうだ。そしてこのページに書いてあるけど、漢字が違うと意味がぜんぜん違う。

」とは、「神様に供える貢ぎ物」を意味する漢字です。御祓いに用いる「幣束」や神社にある「幣殿」など、神事に関わる多くの熟語も形成しています。私は神事には疎いので詳細は理解していませんが、「貢ぎ物」であるなら、それは「価値あるもの」のはずですね。

 すげー居丈高な態度になるな。


まー、そもそも「弊社」の表現もあまり使いたくないんだけどね。→細かいツッコミ:弊社

2015年6月14日日曜日

「2015年初旬」という記述を見て、あれ?初旬って月はじめじゃないの?って思って調べてみたらやっぱり初旬は月の1日~10日を指すらしい。そもそも「旬」という漢字が10日を表すらしい。へ~。

というわけでWikipediaで旬を調べてみた。

食物などの「旬」も、本来は、その食物が最も良い時期の十日間を意味する。
そういや食べ物の旬も上旬、中旬、下旬も同じ漢字だった。もともとそういう意味なのか―。

「筍」の字は、生え始めて10日以内の竹を意味する。 
 おー、漢字見たらそのまんまじゃん。