2016年5月22日日曜日

甲鉄城のカバネリがよさそう

今ノイタミナ枠で放送中の「甲鉄城のカバネリ」の感想。

絵が随分綺麗で一枚絵で成り立つようなクオリティでアニメーションしてるというのは随分時代が進んだものだなと思ったらかなり凝ったことをしてるらしい。


なるほどね……。気合入ってんな。

パッと見でいろいろ影響ありそうな作品が浮かんでくる。でもそれは年をとっていろんな作品を見てきたからかもしれない。子供の頃に見ればものすごくオリジナリティのある作品に見えたのかものな。
まず、吸血鬼かゾンビものってのはいっぱいあるな。最近だと「がっこうぐらし」が思い浮かぶけど。世界観はスチームパンク。スチームパンクで思い浮かんだのが「スチーム・ボーイ」なんだけど、他にもいっぱいあったよな……。なんか思い浮かばない。サクラ大戦の名前も挙がるけどスチームパンクと菖蒲の大正っぽい格好だよね多分。
あと「進撃の巨人」も挙がってくる。人類滅亡の危機と主人公の敵に対する執念から思い浮かぶよね。でも初っ端は街が襲われるけどそれからは移動しながら戦うのでちょっと「進撃の巨人」からは離れていってると思う。でも最近のヒット作でもあるので随分比較されてるみたい。


しかし、ストーリー展開は「機動戦士ガンダム」だなと思った。ホワイトベースが甲鉄城、ブライトが菖蒲、母艦の戦力は限られていてホワイトベースだとガンダム、ガンキャノン、ガンタンクくらいで甲鉄城は生駒と無名くらいしかない。援軍なく敵に襲われながらひたすら逃走する感じが似てるなーと思った。敵が血の通った人間か化物かでだいぶ違うけど。敵がバケモノだと殺す時の葛藤描く必要なくバッサバッサ殺れるのがいいね。

そんなわけでオリジナリティがあるというより色んな要素を組み合わせて良質のエンターテイメントにしてるという印象です。これだけ組み合わせればオリジナリティあると言ってもいいのかな?

今のところはとても良い感じ。しかし、ノイタミナの作品に多いんだけど、最初のほうで良い感じなのに最後のほうはストーリーめちゃめちゃってのが多いから心配です。

2016年2月11日木曜日

蒼の彼方のフォーリズムが開始5分で駄目だと思った

今やってる「蒼の彼方のフォーリズム」を見てみた。
「恋と選挙とチョコレート」と同じくビジュアルはいい感じであらすじも面白そうだなと思ったんだけど開始5分位でちょっと不安。

なんでスカートのまま空飛ぶの?
パンツ見えるよね?余裕で。
通学手段なんだし現実にあったらまず間違いなく制服スカートやめてズボンかなんかになってるはずなのに、そこら辺が考慮されてなくてなんか先行き不安になった。

事情はわかる。スカートじゃなきゃビジュアルがイケてないからだ。女子、制服、スカート、それはもはやお約束で外すことができないんだろう。でもだからこそ作品を制作するにあたっての姿勢が透けて見える。要するに定番から外すことなく手堅い作品作りを目指してるんだろう。
逆にそれはきっちり世界観を固めて物語に没入できるような作品は目指してないということだろう。それが感じられたからこの作品ダメそうだなと思った。

反重力シューズができて人が空をとぶことが普通になった世界。その世界で人々の生活はどうなるか?そこでいろいろ想像力を働かせて説得力のある世界観を作ってこそ魅力があると思うんだけどな。飛び立つための停留所とか設定を作ったのに、女子高校生がスカートのままで空飛ぶとか、いやおかしいだろう?

せめて飛ぶ時だけスパッツをはく校則になってるとかできなかったんだろうか?そしたら普段はスカートだからビジュアル的にはなんとかなる。
んで、物語のどこかでスパッツがないのに飛ばなきゃいけない事情になって「絶対見ないでよね!」とかいう展開になれば美味しいじゃないか!いつも見せっぱなしより100倍いい!