2009年10月17日土曜日

ご飯は茶碗に「よそう」のか?「つぐ」のか?

 「つぐ」については、「お酒を注<つ>ぐ」のように液体の場合には問題なくても、「ご飯をつぐ」のように固体の場合には違和感がある、と言う人もいます。
 これらのことばの使い方には、地域差もあります。特徴的なこととして、北海道と東北は「ご飯を盛る」、関西では「ご飯をよそう」、九州では「ご飯をつぐ」が優勢なことが挙げられます。

NHK放送文化研究所 - ご飯を茶碗に「○○○」

 いやいや、「ご飯を注ぐ」にはめっちゃ違和感がある。それは間違いだろうって思ってたら地方差だったんだ。う~ん、奥が深い。

 「よろしかったでしょうか」も間違った日本語として指摘されるけど、もともとは北海道あたりで使われてる方言だったらしい。方言だ!って言われたらあってるとか間違ってるとかそういう問題じゃないからな。完全に方言とわかるような言葉(「おおきに」だの「めんこい」だの)であれば、違和感ないんだろうが、こういうのは標準語だと思ってしまうから、なんかこうムズムズする。

 カルチャーショックにも同じことが言える。日本人にとって、インドとかアラブまで行ってしまうと完全に異文化だからそういうもんだろうなって受け入れられるけど、韓国ぐらい近いと顔も文化も近いからちょっとした違いが気になるんだよね。例えば、日本だと立ち膝ついて食べるのって行儀悪いけど、朝鮮の文化では普通なのね。わかってても目の前にしたらちょっと気になるだろうねー。

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